静かにブームを呼ぶ写経。
言葉では「経典を書き写すこと」ですが、それだけではない事を感じる方が少なくないのでブームにまでなるのでしょう。
写経を 『法華経』ではこのようにあります。
「この経を受持し、読誦、解説、書写、説の如く修行すれば、よく大願を成就す」
このように、写経の目的は単に経典を書き写すだけではありません。
成仏や功徳の思想に基づいてされるようになった写経ですが平安時代以降には、祈願成就など願い事や祈り事の為に行われるようになりました。末法思想が広まると写経した経典を埋納するようになります。 また、亡くなった家族などの供養のために、生前に書き残した手紙などの裏紙を利用して写経する事もあります。
◆全国の写経サークルの皆様◆
◆現代の写経◆
現代の日本で写経と言えば、その目的も信仰や供養だけではありません。
ストレスの多い今の世の中、近年、「心を『無』にするために」と写経される方が増えています。
「無」にしようと始めるのですが 最初に感じるのは「無」は簡単にできるものではないことです。
写経する時、大切な事は、何かを期待して『得よう』としてするものではないという事です。
写経を続けると、多くの事に気付き、感じるようになるでしょう。 しかし最初から功徳を期待した心でするものではないということです。欲や私心のあるところには「真」に通じるものがないからです。
◆各地◆
各地に写経を中心としたサークルがございます。
写経するだけでなく、住職を招いた法話・講和会など、 目的も年齢層もさまざまです。
参加ご希望、自宅で写経をしたいけどやり方がわからない(自宅で写経をされる方も全国には沢山おられます。)、 講和会の場所を知りたい…などお問合せお待ちしております。
ブログページから全国のサークルの活動報告がご覧いただけます。
写経サークルや、健康セミナーなどを開催しておられる団体様から依頼を受け、
乾隆厳住職が全国で講演会をさせていただいています。