「クシティ・ガルバ」
サンスクリット語で「クシティ」が「大地」、「ガルバ」が「母胎(子宮)」を意味。
地蔵菩薩とは
「釈尊入滅後、次代の仏たる弥勒仏が五十六億七千万年の後に出世するまでの無仏の間、この五濁の世に出現して六道の衆生を救済する菩薩」と定義付けされています。大地のように広大な慈悲で救済するということから「クシティ・ガルバ」 お地蔵様 と呼ばれるようになりました。
~僕の仲間は六地蔵~
お地蔵さまは、
お釈迦様が亡くなってから五十六億七千万年後に救済者弥勒菩薩が登場するまでの間、私達を救うのが主な役目だと言われています。釈尊が入滅し、弥勒菩薩がこの世に現れるまでの仏のいない時代に、地獄・飢餓・畜生・阿修羅・人・天の六道にさまよい苦しむ人々を救うという菩薩で、老人に見立て造られることが少ないのが地蔵菩薩像の特徴です。
「地蔵」の「地」は大地を意味します。
大地は私たちの衣食住から至るところまで、様々なものを与えてくれます。お地蔵さまも同様に私たちにいろいろな恵みを与えその生活を護持するところから、この名前がつきました。
安産・健康・長寿・智恵・豊作・求財など祈願します。
◆【六地蔵と六道】『大日経疏』◆
あの世とこの世の境である六道の入口には地蔵が立ち、衆生を教化すると考えられ、六地蔵が生まれました。
(高野山にて住職 撮影)
1 地獄道 大定智悲地蔵(地蔵菩薩) 宝珠 錫杖
2 餓鬼道 大徳清淨地蔵(宝手菩薩) 宝珠与願印
3 畜生道 大光明地蔵(宝処菩薩) 宝珠 如意宝珠
4 修羅道 清淨無垢地蔵(宝印手地蔵) 宝珠 梵篋
5 人間道 大清淨地蔵(持地菩薩) 宝珠 施無畏印
6 天道 大堅固地蔵(堅固意菩薩) 宝珠 経巻
◆地蔵菩薩はこの世を守護することが使命なので、その世界に一体ずつ地蔵を配して作られました。